マッキンゼー流入社1年目の問題解決の教科書を読んで
マッキンゼーといえばBCGと双璧をなす世界トップの戦略コンサルティングファームです。
提案書だけで数千万円というお金をもらうビジネスなので、分析と提案書の質が肝となっています。
この本でも、大きく分けて二つのことに触れています。一つは分析、もう一つはアウトプットです。
フレームワークというツールも紹介していますが、あくまでも重要なのは、分析するときの本当の問題は何かということです。
顧客から依頼されたことをやるだけでなく、それを実際に現場に足を運んだりして現状を把握し、問題を新たに定義して提案することが重要であると書かれています。
まずは問題を疑うことです。
転びやすい階段があるのでどうにかしてほしい → 従業員が急いで階段を利用するので転ぶ → 作業の導線でこの階段を利用している → 作業の導線を見直すことはできないか?
このような例がありました。
日常的に起こる問題も大抵はこのように本質ではないのだと思います。
そして、「so what だからなに?」「why so それはなぜ?」が最も根底にある考え方だそうです。
アウトプットするときもこの資料から言えることは何か?なぜそういえるのか?
仕事をしているとついつい時間に終われてこの2つをないがしろにしてなんとなくそういえるという資料を作ってしまいます。しかし、マッキンゼーはこの部分を徹底的にやり、一目で府に落ちるロジカルな資料を作るからこそ資料を作ることで価値を産み出しているわけです。
妥協せずにこの考え方を身につけて仕事に生かしたいですね。