池上彰の君たちと考えるこれからのことを読んで
この本は日経新聞の「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」を加筆修正したものです。
最近の時事ネタを歴史の背景から分かりやすく書かれており、読みやすいです。
大学の講義を元にしているそうです。
大学で池上さんの授業を受けたかったなぁ。
厳しすぎて受講生が年々減ったそうですが(笑)
気になったトピックは「期待される答え」をさがすのはやめようです。
東工大の講義でレポートを書かせたところ、出題者の求めている答えを探りながら書いているという共通の特徴があったそうです。
受験戦争を勝ち抜いて東工大に入った学生たちは求められている答えを素早く探しだし、出題者を満足させる訓練を積んできたからではないかと書かれています。
社会には正解がない問題ばかりなので、いかにして、自分の答えを導き、根拠を持って進めるかを研鑽していかなきゃいけないなと思いました。