七つの会議を読んで
最近立て続けに半沢直木や下町ロケットなどドラマ化されている池井戸潤氏の本です。
ありふれた中堅メーカーで起こるトラブルに関する作品ですか、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読んでしまいました。
会社員ならではの社内政治の話や駆け引きといったところが会社員の自分にとって割と身近に感じ、親近感がわくからこそ、どんどん読み進めたくなる話に思いました。
八話から構成されており、一話一話が別のキャラクターからの視点で書かれているのが特徴で、読み進めるうちに別の視点から事実が明らかになっていき、話として一つにまとまっていく構成が面白く、出てくるキャラクターのイメージが前半と後半で変わってくるところが面白かったです。
自分の立場だったらどうするのだろう?自分はこのキャラクターと同じことしそうだなぁ、会社員てなんだろう?など、色々考えさせられる本でした。