確率思考の戦略論を読んで
USJがディズニーの入場者数を超えた裏側の話。
数学が苦手な人向けに数式の話は最低限にしていて、マーケティングをどのように実施して成功へと導いたかを細かく記載している。
特に響いたのがプレファレンス(好意度)を伸ばすことが、戦略として重要であるが、垂直に伸ばすよりも水平に伸ばす方が成功する場合が多いということ。
ファンを増やす方が、既存のファンの好意度わ上げることよりもマーケットが大きい場合が多いからだそうだ。
コアなファンから多くのお金を貰うより、たくさんのファンから少しずつ貰った方が多くなるということは多くの分野で当てはまりそうなので納得。
また、この本の著者のかたが本を出版することすらマーケティングとして計算して、いつまでに書かなければならないと考えていたのがすごい。
マーケティングのプロとはそこまで逆算してあるのかと驚かさせられた。
マーケティングでいかに成果を上げれるかのエッセンスが詰まっており、実際にマーケティングをする際の教材として役に立つと思う。