勝ち続ける意思力を読んで
日本人初のプロゲーマーとなった梅原氏のゲームの取っ掛かりからプロの契約に至るまでの話です。
読んでみての所感は
「圧倒された」
の一言でした。
こういうプロ選手の本は大抵良い部分にフォーカスして書くことが多いように思いますが、この本は違います。
ゲームを突き詰めようとしたきっかけから、ゲームを辞めたことなど、赤裸々に暗の部分を記載しており、それでも努力し続けて勝ち続けた明の部分とのコンストラストがはっきりしていて、読むものを引き込んでしまう。
そして、やったことのある身近なゲームだからこその共感、引き込む力がある。やったことがあるからこそ、やった努力がストレートに伝わって、ただただ圧倒された。
梅原氏が勝ち続けるために必要なのは
変化をすること、そして、自らの手で試行錯誤することを挙げている。
ネット社会で調べれば大抵のことは解決できる現代において、自らの手で試行錯誤しないと10 が限界で11,12,13といった強さにはなれないというのは共感した。
努力することのエネルギーを分けてもらえる本でした。