新人ガール ITIL使って業務プロセス改善しますを読んで
この本では、ITILというある種のツールを使って日常で起こりうるトラブルをストーリー仕立てで解決していくお話です。
ITILとは、ITの運用をどのようにしたら上手くいったかという事例をかき集めて共通点をまとめたベストプラクティクス集として、知られています。
もともと、イギリス政府が軍事目的で軟弱なITを強化する目的で始めたものです。
今ではIT運用のデファクトスタンダードな位置付けにあります。
なので、もともとはITに使われていたのですが、汎用的に他の業界でも使えるものになっています。
で、この本ではそのITILを上手く噛み砕いて分かりやすく伝えており、導入としては良い本だなと思いました。
ITILってなんだ?って人や業務の改善に悩んでいる人、ITILITIL勉強してるけどイメージつかないって人にはわかりやすくてよいと思います。
単純に読み物としても面白いのですいすい読めてしまいます。
ITILの良いところはどこか好きなところから少しだけでも取り組めるところです。
全部やれば良いというものでもないので、見極めが必要ですが、スモールスタートできるので合わなければ止めやすいというのもいいところかなと思います。
ぜひIT以外の分野でも取り入れて欲しいと思います。